





千葉県八千代市の農家の米屋


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農家の米屋
リカー&ライス マルセイ
〒276-0013
千葉県八千代市
保品822-1
電話/ファックス:
047-488-0071
営業時間:
午前9時~午後7時
定休日:日曜日
8月旧盆・年末/年始
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八千代市の保品営農組合と近隣で生産されたお米を、
自家精米して販売しています。
農家の米屋 マルセイ 閑話休題
農業という仕事、農村での暮らし(一応首都圏ですが)のことなどを、ここで書いていきます。種々雑多、更新は不定期です。気楽にお読みください。
商売もしていないのに屋号
このあたりの農村集落の家々には、商売もしていないのに屋号があります。 先祖の生業や集落でのその家のある場所、 先祖の名前などから付けられます。
先祖の生業 |
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鍛冶屋、醤油屋、麹屋など |
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家のある場所 |
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南、西、宮ノ門、寺下、坂下など |
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先祖の名前 |
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与作、曽兵衛、太衛門など |
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ちなみに、我が家は「鍋屋」です。昔は「善兵衛」だったらしいのですが、何代か前の善兵衛さんが鉄鍋を作っていたらしく、 それ以来「鍋屋」になったようです。

想像するに、明治以前に名字が許されなかった農村で、 同じ名前の人間を区別して呼ぶのに、使われて来たと思われます。 明治になっても、同じ名字が多い集落では、便利なのでそのまま残ったのかも知れません。
私の場合、この歳になっても年長者からは、「鍋屋のせがれ」と言われます。 私の名字は、集落に多くある名字です。 名前を使わずに、どこそこの次男坊やどこそこのばあさん・じいさんが何々をしたで、 会話が成立します。
庄屋クラスを除いて、屋号に上下はありませんが、悲哀こもごもの小話があります。 この地域のオリジナルかどうかは、わかりません。
「千や萬もある世の中で、一兵衛とはつらいなぁー、半兵衛どん」
と酒を飲み交わしながら、一兵衛さんが半兵衛さんに言ったそうな。
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ここで話されているのが、屋号か名前か不明ですが、どちらにも取れます。 千左衛門や萬作などのリッチな数字の屋号もあれば、 一や半という少ない数字を使った屋号もあります。 その中で「一」は、「千」や「萬」には位負けするが、 「半」より上だと言いたげな 一兵衛さんの心境は、小市民として判る気がします。 半兵衛さんが何と答えたか、この小話の先は知りません。
どこかの地域では、この先の話が伝わっているなら知りたいものです。
稲と籾と米と飯
稲を育て食べられるようにするためには、さまざまな工程があります。
1.稲を植えます。「稲」と書きましたが、生物学的に書くときは「イネ」だそうです。
2.稲が育ち、穂を付けます。稲刈りの頃には、穂にたくさんの籾(もみ)が付きます。稲の場合、実や種とは呼びません。
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3.穂から籾だけを取り出すことを脱穀(だっこく)と言います。現在では、コンバインが 稲刈りの時、田んぼで脱穀を同時に行っています。 残るのは、藁(わら)です。昔は、藁も肥料作りや農作業用の縄にするために大切な材料でした。現在は、田んぼからなるべく必要のない有機物を持ち出さない方が田のために良いとされ、コンバインで裁断され、稲刈りと同時に田に散布されます。
※藁は、イネ科植物の実以外のものを乾燥させたものであるとネットで調べましたが、 普通は稲の藁を、藁と呼び、麦のものは麦藁として区別しています。稲藁とは、 普通言いません。
4.籾から、籾殻(もみがら)を取り去り中身を取り出すことを、籾摺り(もみすり)と言います。 取り出されたものが、玄米です。 やっと、米が登場しました。 籾殻も藁同様に、肥料や燃料に使われました。
5.玄米を精米して、白米にします。このとき、余分なものとして取り除かれるものが、
糠(ぬか)です。現在では余分なものですが、昔は栄養のバランスが取れた玄米のまま食べて来ました。
---- マルセイでは玄米も販売します、
こちらへどうぞ。
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玄米 |
![]() 米ぬか |
白米 |
6.米は、そのままでは食べられません。??と思う人がいると思います。私達は、米を炊いて飯(めし)にして食べています。日常の会話では、丁寧にご飯と呼んでいます。
りんごは、木も実も皮をむいて食べられる状態になっても、煮込んでもすべてりんごと 呼ばれます。稲の場合、その状態ごとに別の名前が付いています。それだけ、私達の生活に深い関係にある食べ物と言えます。
ここまで書いて来ましたが、手書きでは稲に関する漢字をすべては書けません。 皆さんもそうでしょうか?
ポインターの載せると、読み方が出ます。